お知らせ

News

断熱屋のぼやき

北欧視察②

断熱屋のぼやき

午後は測定器メーカーのスエマ社訪問。この会社は市内から20分位地下鉄に乗っていくのですが、駅から歩いて約10分程度。少し早目についたので丁度会社のビルにレストランがあったのでコーヒーブレイク。しかしこの場所がとにかく静か。車の音がなくこんな空間日本には本当に少ないな~と感じました。
SWEMA社は風量測定が得意なのですが、特に興味深いのは、日本には規格がないですが配管の気密性を測定できる技術を持っています。たかが配管と思うかもしれませんがエネルギーロスにつながります。特に建築の性能が上がれば上がる程使うエネルギーが少なくなり、そのロスのウエイトが大きくなるので、重要な技術なのです。 最初に測定方法についてレクチャーで、興味深かったのは、測定をするのに全ての配管を一度に測定できないのでパート分けて測定をするのですが、その区切りをするのに蓋としてボールの中身や市販の栓を使っているのです。配管への追随性が高く安い手軽とナルホドです。

アイディアですね。
これは模擬ですが配管の気密測定のでもストレーションです。
また、国によってのレギレーションがの違いや、EU基準として共通のレギュレーションを作るのにドイツが反対していたり・・・何処の世界も内情は変わらないことも実感。 この配管の気密測定において、目標とする基準はあるが、実際はユーザーによって要望が違うがそれよりも高い数字で測定をすることが多いいそうです。それくらい技術力を持っていることが良く解りました。
また省エネ基準が2019年からスタートし政府関係の建物は義務化される事や、学校のCO2濃度の基準が650ppmとかなり高い基準が一部トライされている事も情報として得られました。この基準はCO2濃度が高くなると眠くなったり知的生産性が落ちる事から設けられたようで成程です。どのようにそれをやっているかというと、センサーを取り付けランプが付く事で、窓開け等を行うという事です。でも冬季にそれをやると暖房負荷が大きくなってしまうので省エネとどのようにバランスを取っていくのか?課題もあるかもしれません。

お問い合わせ Contact

お気軽にお問い合わせください。

tel.03-3925-0065

【受付時間】平日 9:00 ~ 17:30