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断熱屋のぼやき

パッシブ技術研究会 8月勉強会

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さる83日、8月勉強会をオープンセミナーで開催致しました。日頃パッシブ換気に興味いただいている一般の方の参加も多数頂き盛会となりました。

第一部は北海道科学大学の福島先生より、パッシブ換気最前線「パッシブ換気を用いた全館空調の実績例と既存住宅への改修への取り組み」と題した講演です。

まず、基本的に換気は、寒さや気流感といった不快感や音の問題等、不快なものであり、換気をすることで空気環境は良くなるが決して快適性が向上するわけではなく、なるべく不快にならないようにすることと指摘があり、そして換気は「サイレントキラー」でありすぐに結果が出るわけではないが長い期間をかけ確実に健康に影響を及ぼす可能性が高いことから、換気が止まらないようにメンテナンスを行うことがもっとも重要なことであると話されました。そこでメンテナンスに有利なパッシブ換気において実態調査を行った結果、床下や給気管、排気ダクトそれぞれの汚れ具合についてほぼ問題ないことが確認されたとのことでした。また、夏の基礎断熱の床下のカビについて特に初年度はコンクリートの発湿等の影響で湿気対策が必要になるが、東京の事例でソーラーウォーマーの効果でより乾燥状態を確保出来る可能性があることについても報告がありました。

第二部では山本亜耕建築設計事務所 山本先生より「”札幌発実践パッシブ換気~10年間の実践を通して見えてきたこと~」と題し、今まで聞いたことがなかった秘話をお話しいただきました。パッシブ換気に取り組んでから現在へ至るまでの赤裸々な失敗例や改良・改善の歴史について、とても貴重で参考になるお話を頂きました。

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