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断熱屋のぼやき

太陽光発電で稼ぐ家

断熱屋のぼやき

消費税UPや原燃料費調整などの要因で電気代がどんどん値上がっていっています。
話題の太陽光発電で稼ぐ家について、先日ある会合で話題になりました。
太陽光発電で作った電気を売ってローンに当てたり収入にする考え方がありますが、電気代が値上がりしていき、現在の売値32円/kWh(全量買取26年度価格)に近づいていった場合(買取価格も下がっていく)を考えてみます。
仮に電気の売電価格と購入価格が同じになった場合、太陽光発電で稼ぐという意味がかなり薄れてしまいます。それどころか購入価格の方が高くなってしまうと発電した電気を売るよりも自宅で使ったほうが得になっていきます。
環境先進国ドイツで起こっているのがこの現象で、現在では自宅で使用する分の適切な量の太陽光発電を計画するようになっているとのことです。
しかも、大きな発電量を確保するためには、南傾斜の全面片流れ形状の屋根にする必要があり、景観的にもあまり美しいとはいえない家の形になり、また、折角の南面の日射を太陽光発電優先で計画するため、日射取得が少なくなり熱的(暖房負荷)には不利になっていく可能性が高いかもしれません。

 
したがって、現状の過渡的な状況としてはこういう考え方もありで、それが出来る方はトライされるのも悪いわけではありませんが、住宅に求められる事項はお金だけではないはずなのでよく考え検討する必要はあると思います。
エネルギーについて、稼ぐとか稼がないとかを考えるより、そもそもエネルギーを使わないように考えた方が、今後どんな時代になっても適合します。なんていっても使わないのですからww(笑)
使う量が少なければエネルギーが高くなっても影響は少なく、またそれ以外にも快適であったり病気にならず健康になったりと多くのメリットが有るのではないでしょうか。

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