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断熱屋のぼやき

海外研修先下見視察①

断熱屋のぼやき

先日の6月13〜20日で、パッシブ技術研究会で訪問する先の下見と打合せを兼ねて、フランスとデンマークへ行ってまいりました。
まず最初のフランスですが、パリの20区でパリ市の市営住宅現場をメーカーの取り計らいで見学させてもらいました。何と住宅の管理運営会社、設計者、販売店、管理人、メーカーと6人位で案内を頂きました。

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建物の上に煙突が見えています。
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平面図です。
この物件は住みながらのリノベーションを行った案件で、外断熱改修や窓改修等の性能向上を行い、その結果気密性が高くなることから換気が必要となることから、エネルギー的に有利なハイブリッドパッシブ換気を採用されたそうです。結果としてエネルギー消費でAクラスを達成し補助金が受けられたそうです。
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街の不動産屋さんで右図のようなエネルギーパスがこのように表示されています。
既存の建物では新たにダクトを通すことが出来ない事と暖炉用の煙突に使用した縦シャフトスペースが有ることから、既存物件の換気改修には唯一このアエレコ社の自然換気が認められています。特にハイブリッドは低圧力なので煙突のシャフトスペースを活用することが出来るのが大きな特徴です。ハイブリッドにすることで冬のパッシブ換気だけでなく夏もきちんと換気が出来るようになっています。
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ここはベランダだった所を室内に広げた改修をしています。
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窓用のデマンド給気口
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キッチンのデマンド排気口です。ここから煙突につながっています。
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説明を受けています。私と田島先生の為に6人も来てくれました^^;
この物件を設計した設計士さんの娘さんが何と今年一年東大へ留学しているそうです。
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屋上に上がり煙突を確認!!
こちらはハイブリッド型の自然換気となっていて、冬の温度差が有るときは自然換気をし、夏の温度差がないときはファンが回るハイブリッドタイプで、1年中換気を確保できるようになっています。
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当然省エネを狙うのには必需の太陽熱温水器も設置されています。
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隣の棟にもハイブリッド型パッシブ換気が採用されています。
最後におまけ^^
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小さいですが、屋上から垣間見るエッフェル塔。
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続いてアエレコ本社工場訪問してきました。
工場も倍以上に大きくなり、現在従業員は350名。
私達が取り組み始めて20年弱となりますが、当時からすると会社の規模は数倍以上となりました。
時代が省エネに動いている証拠ですね。
昨年新社屋を建設したそうです。もう立派な大企業です。
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こちらは社長が日本的なものが好きなので作らせた日本風の中庭です。
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ショールームもかっこよくなっています!
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最後に仕事上の打合せを行いとても有意義な一日となりました。
現場もアエレコ社も11月のパッシブ技術研究会の研修視察に快く応じて頂けました。

 

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