コラム

Column

セルロースファイバーが屋根断熱に最適な理由

住宅の断熱材を選ぶ際、どの種類が最適かを検討することは重要な課題です。その中でも、屋根の断熱にセルロースファイバーをおすすめする理由はいくつかあります。このコラムでは、セルロースファイバーがなぜ屋根断熱に最適なのか、その理由について詳しくご説明します。

 

 

セルロースファイバーはこちらで
「カンタン無料見積」

 

高い断熱性能を発揮

屋根は建物の上部に位置し、外部からの気温変化や直射日光の影響を受けやすい場所です。また基本的に屋根に、開口部がないため、断熱材の性能を最大限に発揮できる箇所でもあります。

したがって、屋根の断熱材は建物内の快適な温度環境を維持するために非常に重要です。セルロースファイバーは、その高い密度と均一な充填性からくる優れた断熱性能を発揮します。屋根に施工されたセルロースファイバーは、夏には直射日光で非常に熱くなった屋根からの輻射熱を抑えて室内を涼しく保ち、冬には室内の上がってきた熱が屋根から外部に逃げるのを防ぎ、暖かさを維持します。これにより、エネルギーコストの削減や快適な居住空間を実現します。

 

高い防音性能

セルロースファイバーは、その高密度と均一な施工により、優れた防音性能を提供します。屋根からの雨音や外部の騒音が室内に侵入するのを効果的に防ぎます。特に、豪雨や外部の騒音が気になる場合、セルロースファイバーは静かな居住環境を提供するのに理想的です。防音性能においてセルロースファイバーで断熱した家は約10デシベルの透過損失が得られます。イメージとして、屋根を通じた音は半減以下になり、外部からの騒音が軽減されることを考えてみましょう。良質な睡眠や静かな環境を求める方にとって、この防音性能は重要な利点です。

 

施工性の高さ

 

セルロースファイバーは、施工性の高さでも注目されています。

近年、住宅の断熱性能に高い要求がなされ、屋根の断熱材の厚みが200㎜以上必要なケースも増加しています。このような断熱材厚みを従来のマットボード上断熱材で施工しようとする場合、100㎜の断熱材を2枚重ねて施工する必要があり、これは収まりを確保するだけでなく、作業工数も倍近くになるなどの課題が生じます。

しかし、セルロースファイバーを使用する場合は、断熱材の厚みがどの程度であっても、シートを貼って充填する作業に変わりはありません。断熱材の厚みが厚くなるにつれても、工数や施工の難易度に大きな影響を与えず、確実な断熱性能を確保できるのです。

 

防火地域でも採用可能

特に屋根の断熱に使用する場合、防火地域でも問題なく施工できます。現在、防火地域で求められる防火構造認定は主に外壁に対してであり、これは外装材と構造用面材、内装材の組み合わせによって使える場合と使えない場合がありますが、屋根に関してはそのような制限がありません。屋根のセルロースファイバー断熱は、防火性を求められる地域でも安心して採用できる選択肢です。

 

環境への配慮

セルロースファイバーは、新聞紙の古紙のリサイクルを主成分としています。また他断熱材と比較しても製造する際の環境負荷が非常に少ないです。そのため、環境への配慮が求められる現代社会において、エコフレンドリーな選択肢として注目されています。屋根にセルロースファイバーを採用することは、環境への負荷を軽減する一環として位置づけられます。

 

まとめ

以上の理由から、セルロースファイバーは屋根断熱において最適な選択肢のひとつと言えます。セルロースファイバーはその高密度や施工性能、防音性能などから、様々な建築課題に対処するための有力な選択肢であると言えます。

お問い合わせ Contact

お気軽にお問い合わせください。

tel.03-3925-0065

【受付時間】平日 9:00 ~ 17:30