MSデマンド換気システムは湿度を感知して給排気をコントロールしています。ではなぜ湿度感知が換気に有効なのでしょうか?
空気の汚れのバロメーター:湿度
01 住宅内では、私達が思っている以上に大量の水蒸気(湿気)が発生しています。
大量の水蒸気はカビやダニの発生・増殖・結露・住宅の腐朽など
多くの問題を引き起こしています。
02 湿度が上昇する主な原因は人間の活動です。
住宅内で私たちは様々な活動をしています。 料理・食事・洗濯・衣類の乾燥・お風呂・シャワーなどの活動からはもちろん、私たちが呼吸することでも水蒸気が発生します。この活動の量を生活量といいますが、この生活量が多くなればなるほど湿度は上昇します。

1日の水蒸気の発生量はおおよそ10~12kgにもなります。※4人家族の場合

食事・団らん時、 湿度は上昇します。
03 湿度と二酸化炭素の関係
下図の通り、空気の汚れと比例して湿度も高くなります。
湿度は、住宅での空気の汚れの代表的な指針である二酸化炭素(CO2)濃度と密接的な関係にあり、CO2濃度が上昇すると湿度も同様に上昇します。
左図の黄色のエリアはCO2濃度は低いが結露の原因といわれる湿度の高いエリア。
CO2センサー付では対応できません。