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断熱屋のぼやき一覧|情報・豆知識

パッシブシステム研究会大合宿1

先日北海道でパッシブ換気による家づくりを行っているパッシブシステム研究会の大合宿に参加してきました。

場所は十勝帯広地域です。まず、合宿に入る前に地元会員工務店の建てられた物件の見学をさせていただきました。

こちらの住宅ですが、お施主さんが景色を優先にして土地を探したそうです。 その成果がこれです。

いかがですかこの風景??北海道ならではの素晴らしい眺めではでうらやましい限りです。なので2Fリビングになっています。

ここはなんと一階の子供部屋で1Fなのにロフトがあります。この家はスキップフロアになっているので出来る技です。

こちらは階段の途中に設けられた踊場に設けられた勉強机でリビングでもなく子供部屋で孤立するわけでもない絶妙な場所配置されていました。

断熱技術講習会資料2

2つ目はヒートショックについてです。

断熱が不十分だと部屋間の温度差が大きくなるため、ヒートショックが発生しやすくなります。(特にトイレや入浴等) 室温の急激な温度変化によって血圧が急激に上昇・下降したり、脈拍が早くなったりするなどからだにおよぼす影響の事でこれにより心筋梗塞や脳血管障害などが発生する事があります。

なんと交通事故の死者よりも多いといわれているのです。

断熱技術講習会資料1

先日、断熱技術講習会の講師育成がスタートしました。
今回このテキスト作成のお手伝いをさせていただきましたがとても良い資料になっています。その中で参考になる資料があったのでご紹介します。

まずは国民アンケートです。

         

         

現在は省エネや快適性に不満があり、だから逆に省エネや快適性に関する事項が要望の上位にあがるようです。なので性能に関する事をよく考えることは大切なことなのがよくわかります。

Forward to 1985 energy life1985

昨日のネガワットですが、一般の家庭で今すぐにでも取り組む事が出来るのをご存知でしょうか?

弊社も応援(協賛)させていただいておりますが、1985運動というのがあるんです。

この運動は豊かで人間的な暮らしが可能な上で家庭の省エネを促進し、日本全国の家庭が1985年当時のエネルギー消費量まで落とすことが出来れば、原発がなくても現状の発電で電力が足りるようにしようという事を目的にした運動です。国民一人一人が参加できるのです。

もっとも難しい事はなく楽しみながら工夫をすることで、光熱費を減らし(=お財布からの出費を減らす)しかも省エネに貢献できるというものです。

この大集会が9月1日に埼玉で開催されます。こちらも参加募集していますので是非ご興味ある方はふるってご参加ください。

【案内文】   運動の目標は、豊かで人間的な暮らしができる、究極の省エネルギー社会の創出を目指し、家庭でのエネルギー消費量と電力消費量を1/2以下にしようとするものです。 家庭の省エネ、エネルギー問題について興味のある方ない方、業界の方ご近所の方、どなたでも結構ですので、お気軽にご参加ください。 日時:9/1土曜13:30~受付開始 場所:埼玉会館(京浜東北線浦和駅から徒歩5分) 申込:下記HPより http://to1985.net/

 

 

ネガワット発電

先日パッシブデザイン協議会のセミナーで、「ネガワット」という言葉つかい省エネを推奨していました。
この「ネガワット」という言葉ですが、エネルギーの節約で電気の仕様を減らす事は、その分ひゃつでんしたものとみなす考え方です。

例えば10のエネルギーを使った住宅があったとします。そこに太陽光発電を乗せたとします。太陽光発電はエネルギーを作るので例えば3というエネルギーを作ったとします。
10-3でその家では7の電気だけをつかうので3のエネルギーを発電所で作らなくてよくなります。

一方、10のエネルギーを使う住宅を省エネ性を高めて7のエネルギーしか使わないで済む住宅を作ったとします。そうすると同じく3のエネルギーを作らなくてよくなるので同じように節電になるのです。

エネルギーの節約は、太陽光で発電したのと同じことになるという意味です。

ところが上記には大きな違いがあります。後者は住まいの質(快適性等)も向上するのです。
しかも住宅の基本性能は設備のように壊れませんので買換えもメンテナンスも不要なのです。

太陽光発電や設備は経済対策的な側面もありそれはそれで大切だと思いますが、住む人にとって本当にためになる住宅の基本性能にも是非目を向けてみていただければと思います。

太陽光発電が売電できないにたいする友人コメント

昨日のUPに対して友人より下記のコメントもらいました。勉強になりました。みなさんにも参考になると思うのでUPさせていただきました。

電線に流れるのは交流です。太陽光で発電されるのは直流​です。コンバーターで交流に変換しますが、多くのコンバ​ーター出力は正弦波(変換ロスも多くコンバーターが高い​)ではなく、擬似正弦波(変換ロスもやや少なくコンバー​ターが安いから)であることも要因の一つです。サイクル​や電圧が異なると電線に接続出来ません。擬似正弦波の影​響から一部の機器では使えません。また交流は貯めること​が出来ません。直流は貯められますが、大電力を貯めるの​は現実的には難しいです。

電子回路を動かすに直流が適しています。しかし、目的に​より使用する電圧は異なります。直流は交流のように自由​に電圧を上げ下げしにくく電圧を調整する観点からは扱い​辛い物です。交流はトランス一つで自由に電圧が上げ下げ​出来るため重宝されてきました。そこで直前まで交流で送​り、使用する時点で直流にして使うのが効率的だったわけ​です。それと直流直流の電圧変換回路に必要な大電流を流​せるトランジスタを作る技術が発電所建設当時無かったこ​とも関係しています。決してロスが多いためではないので​す。また送電時にも関係します。電力=電圧×電流ですから、どちらか​を上げたらどちらかが減ります。高電圧で送るのは送電中​の電流量を減らすためです。送電中にいくらかの電力は空​中に熱として逃げてしまいます。電気抵抗の少ない銅線で​送ってもいくらかは逃げてしまいます。その熱量は抵抗値​に比例しますから、電流量が少ない方が良いのです。ただ​高電圧そのままでは使いにくいので使う場所使う場所で徐​々にトランスで下げていく、それがロスが少なく安定して​電力を使うことが出来ます。

太陽光発電が売電できない

先日、営業している中、せっかくつけた太陽光発電も(しかも全量買い取り制度があるにもかかわらず)発電された電力が売れない状況があるという事を知りました。それは「電圧上昇抑制」という状況だそうです。

電気は高電圧で送電され、それを電柱についているトランス(変圧器)で家庭用の電圧100Vに変換して分岐させ各家に分配をしているのですが、太陽光発電で発電された電気はこのトランスまでしか戻ることが出来ないのです。通常太陽光発電された電気はこのトランスに行き、そこからそのグループ内の他の家で使用されている電気へ流れていくことで使用されるのです。

したがって、例えばこのトランスで分配されているグループ内の、すべての家で太陽光発電を取り付けたとしたらせっかく作った電気も使う家がなく、電圧上昇抑制が起こり(そのトランスを超えて高電圧の元線へ電気を逆流させることはできないの=トランスでグループされた範囲でしか売電もできない)結果として売電もできないという事が発生するのです。
皮肉なことに太陽光発電が普及すればするほど売れない家が出てきてしまうという事です。

こういった大切な情報は事前に知らされるべき事だと思いますし、一部ではこうした問題も発生しているのにこのような状況は無視されているという現状に大きな矛盾を感じます。都合のいい事だけを言って販売する姿勢何とかならないのでしょうか(^_^;)

是非みなさんは自分で気を付けていただきたいと思います。

太陽光発電比較

メガソーラーで有名な孫さんの会社で行っている太陽光発電の比較検証がSBIエナジーサイトのHPで公表されています。なかなか出来なかった事ですが売り手側だけの尺度ではなく、色々な判断情報としてとても重要で貴重な情報です。

「メーカー主導」の終わり と題されたこの記事は、太陽光発電もメーカーが歌う効果が実態としてはどうなのか?という事について検証する事がでkいとても参考になります。

記事

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E2E4E2E4E28DE2E4E2E6E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2

SBIエナジーサイト

http://www.sbenergy.co.jp/

太陽光発電だけが全てじゃない(笑)

昨日東大の産学協同プログラムの講演会に参加してきました。私がずっと思っていた事でそこで発表された、「太陽光発電をなぜそこまで住宅に載せる必要があるのか?」ということです。

もちろん駄目とか意味ないとは思いませんが、今の全世帯の屋根に無理矢理太陽光発電を載せるという世の中の流れについて、景観上、メンテナンス上、効率上そんなにいい事なのかと思います。一軒一軒の家の上に乗せて売電なんて制御しづらいシステムを構築するつもりならその分をメガソーラーにして、そこに基金として自然エネルギー促進の投資としてリターンされる仕組みにした方がいいのではないかと思います。一軒一軒の住宅はトレードオフのような形で太陽光発電を乗せたのと同じ補助や助成の適用をすればいいのです。

太陽光発電を乗せる選択肢があるなら、そもそも発電する以上のエネルギーを使わないようにする方が早いです。スマートハウスを旗印に災害時の非常電源としてもうたわれていますが費用を考えるとそこまで役に立つとは思えません。そんな費用があるなら電池や食料・水のストックなど山盛りできます。

一方、経済対策・効果という観点もありますが、近い将来中国製の発電パネルに置き換わるであろうことを考えるとそれも??です。

太陽光発電を否定するつもりは全くありませんが太陽光発電ありきの現状には少しほかの方法もないのかと模索してしまいます。

最後に、太陽利用といえば熱という選択肢もあります。太陽熱はただ動かすのが大変なのですが作るのも貯めるのも容易です。一方太陽光発電は移動するのが容易ですが作るのも貯めるのも大変なのです。

健康維持増進住宅研究シンポジウム

先日健康維持増進住宅研究シンポジウムに参加してきました。 さすがに研究もだいぶ成果が出てきており今回はとても参考になる話が聞けました。

まずなんといっても居住者向けのガイドブックが完成しました。 これは新築住宅だけでなく現在の住まいに対して見直す事にも使えるものです。もちろん新築住宅を建てる際にも参考になりチェック・打合せ事項のコミュニケーションツールとなっています。

健康に暮らすキーワードが
1、予防・安全
2、静養・睡眠
3、入浴・排泄・身だしなみ
4、コミュニケーション・交流
5、家事
6、育児期対応
7、高齢期対応
8、自己表現
9、運動・美容
といった9のつのキーワードでまとめられており
・基本→健康を損なわないための必須のレベル
・推奨→健康の維持増進のために望ましいレベル ・選択→ライフスタイルや状況に応じて選択するレベル にわかれて解説されています。

ガイドブックにはこれを部屋ごとにわかりやすくまとめられているのでそれらをチェックする事で、健康に暮らすヒントや注意しなければならない事がわかるようになっています。

こちらで購入できるのでご興味のあるかたはぜひ参考にしてください。 http://www.ibec.or.jp/tosyo/index.html#kenko

次はキャスビー健康チェックリスト こちらは健康をきっかけに住宅を見直すものでこちらのページで誰でも診断することができます。 原因が特定できれば上記の資料を参考にしていただければ誰でもできます。 http://www.ibec.or.jp/CASBEE/casbee_health/index_health.htm

それから面白かったのは住宅満足度がストレスと腰痛・肩こりに与える影響です。

上記キャスビー健康チェックリストのスコアがいい=住環境満足度が高いとストレス軽減・健康増進できる可能性が示唆されました。

この調査は大規模なアンケートにより解った結果で、改めて住まいの満足度が上がると腰痛や肩こりに影響を与えるという事が検証されました。


住まいの満足度が上がる

家事が楽しくなる

ストレス・疲労感が少なくなる

腰痛肩こりがよくなる

という風に間接的に連鎖しているのです。

住まいへの満足度を上げるには、快適な住環境が必要です。設備ではなく住宅性能の向上がこのようなプラス効果があり、住環境が健康に与える影響がとても大きい事がよく理解できる話でした。