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断熱屋のぼやき一覧|家づくり情報

シェルターユニットバス

昨日訪問したお客さんで非常に興味深い製品(技術)がありました。 久しぶりに感動するアイディアでした。

その名も「シェルターユニットバス」です。


どういうものかというと、その名の通りユニットバスをシェルターとして利用するものです。 このユニットバスを強固にすることで安全な器となり、数日の間の避難場所として利用で切るというものです。

なぜユニットバスなのかというと、1階部分や寝室の近くに置かれることが多く、意外と逃げやすいところにある事、コストが安価ですむ事、天井裏空間があるので収納スペースとして利用可能で壁面にもボックスを設置するとかなりの量の非常用食料、簡易治療品等を補完する事ができます。、

秀逸なのは水がある事で、洗い場の下に貯水タンクを設置し、さらに簡易トイレを設置すれば非常時にかなり役にたちます。

まだ製品化はこれからのようですが早く世の中に出てきてほしいです。

ZEROエネルギーハウス補助金制度

このGW中に住宅のゼロエネルギーハウス関連の補助事業の詳細が発表されました。

ゼロエネルギーハウスとは、国が省エネを目指して進めている政策で、ヨーロッパでは日本より早い段階でその目標を立てて政策がすすめられています。

ゼロ・エネルギーハウスとは、省エネルギー性能がきわめて高い建物で、建物における化石エネルギー消費量を、躯体及び設備の省エネルギー性能向上と、再生可能エネルギーによる創エネルギーで、年間のエネルギー消費量(二酸化炭素排出量)が正味でゼロとなる建物のことです。

現在国では、2020年には標準的な新築住宅でZEH(ゼロエネルギーハウス)を実現し、2030年には新築住宅の平均でZEHを達成を目指しています。もともとは2050年までにはストック含めすべての建築物がゼロエミという目標もありました。

今回の補助事業は、「ネットゼロエネルギーハウス支援事業」と「住宅のゼロエネルギー化推進事業」2種類あります。
前者は施主さんが直接申請するもので、断熱性が温暖地でもQ値という単位で1.9(従来の省エネルギー基準の4割程度の性能向上)が要件で認定された特殊省エネシステムを採用することが条件、主に設備に関した補助で最大350万。
後者は中小工務店さんが対象で、標準的な住宅の一次エネルギー消費量が概ねゼロになるもので、かつ学識者により構成される審査委員会によって認められる事が条件、ゼロエネ化にかかる割り増し分の費用について最大165万の補助がでます。

この手の補助金は大体時間が限られているのでなかなか使いにくいのが玉にきずですが、適応させれ繪そうであれば是非トライしてみてはいかがですか?弊社でも情報提供やお手伝いが可能なところはさせていただきタイと思っています。

情報はゼロエネルギー化推進室のホームページでも得られます。

http://www.zero-ene.jp/index.html

燃料代が倍になったら・・・

先日東北へ出張した際、お客さんから「今年は寒くて暖房費がえらくかかった」という話が多いとのことでした。実際に、灯油代は昔の3倍近くになり、電気代も上がることになりました。
これからは今の想定でかかっている燃料代(暖房費)が倍になった時の計算も合わせて提示しているとのこと。
現実味を帯びてきた昨今とても大切なことだと思いました。

長期優良住宅先導事業シンポジウム

少し怠けていたらあっという間に前回UPから1か月以上たってしまいました。 今日から少し頑張って書こうと思っています。

昨日、長期優良住宅先導事業シンポジウムに参加してきました。 この長期優良住宅事業は平成20年から約4年が経ち、先導モデル事業としては本年で一応しめくくりを迎えます。ただし長期優良住宅の認定制度はまだ続きます。 現在、新築での長期優良住宅の割合は25%前後で推移しているとのこと。かなり普及されてきたんだな~と感じました。

そして高度成長+住戸不足のスクラップアンドビルドの社会からストック型の社会へと大きな方向転換をして、少子高齢化、人口減少といったこれからの日本において、今後重要になるのはそのストックをどう有効活用するかといった中古住宅市場へマーケットも大きく変遷していくことが予想されます。

今回のシンポジウムで東大の松村教授の講演がとても解りやすかったのでご紹介させていただきたいと思います。

これからは新築以外のウエイトが増えていく→ストック型社会へ 以前すでにストック型に移行している海外での調査でも、そういったマーケットで求められていく人材は新しいタイプの人間である事だったとの事でした。

新しいタイプの人材とは、=それは今まで以上にコミュニケーションが出来る・提案や取りまとめが出来るといった人材が求められるようになるであろう。 なぜかというと今までの新築のようにきめられた言ってみれば狭い範囲での提案ではなくなるから。

今までは無いから建てていたものが、これからは住まいはあるけど何とかしたい=生活や住まい方というフィールドへチェンジ。リフォーム・リノベーションはその一部として検討される。だから費用対効果といった説明が必要になるし、生活がどうなるかといった暮らしの提案が必要になる。

これは異業種との連携も必要になってくるであろうし重要になる。

これからの住宅産業は今までとは違う新しいマーケットと認識して取組んでいく必要があるとしみじみと感じました。 そして我々としてまず出来る事である、断熱されるとどういいのか?どんな生活ができるのか?といった点から情報発信をしていきたいと思います。

シーテックジャパン2011

先週、スマートハウス関連の注目技術が展示されているという事で「シーテックジャパン」へ行ってきました。

まず何はさておきこれですね。
未来型スマートハウス「NSH-2012」と、日産の電​気自動車「リーフ」

とどのつまり(辛口に言うと)太陽光発電と蓄電池としての車と制御システムの組み合わ​せです。


横浜の実証実験では太陽光発電で全電気量の70%​までは賄えたとのことです。

車はサンデードライバーが基準のようで、完全に電池として考えられています。
面白いのは、車を蓄電池として考えても、ヤマダ電機で買う蓄電池より​もKWあたりの値段は安くなるとのことでした(笑)

最近の傾向で感じた事は、震災の影響でしょうがそろいもそろって蓄電池のPRでした。蓄電池と太陽光しか​提案がないのか??とおもってしまいましたが、家電メーカーで​は当然そうなりますね~(笑)


ただ、今後太陽光発電とスマートグリッ​ドが進んでいくとDC家電の可能性も高まると思いますが、さっそく展示してあっ​たのにはさすがとおもいました

日本の省エネルギーに関する基準

先週1985運動の大集会に参加してしみじみ思ったのは、日本の基準ってどうしてこんなに規格が乱立し、解りにくいんだろうと思いました。

みなさんは今省エネに関する規格や基準がいくつかるか知っていますか?

次世代省エネルギー基準
ゼロエネハウス(ネットゼロハウス・ネットゼロビル)
パッシブハウス
LCCM住宅
健康維持増進住宅
エネルーギーパス
Q1住宅
無暖房住宅
自立循環型住宅
スマートハウス
スマートグリッド
省エネ等級4
エコポイント
キャスビー
省CO2住宅
省エネラベル
住宅事業主基準
エコハウス
・・・・等々

結局はいろんなことを言っても基本的に駆体の性能をUPして、あとはスパイス(言ってみれば設備)が違うだけで、設備の組み合わせと言ってしまっても大げさではないと思います。
いずれにしても駆体の断熱性能を上げなければ始まらないという事では共通しているんだなと感じました。

※上記にあげた省エネに関する規格や基準で知りたい言葉がありましたら遠慮なくご質問ください。
jun@ms-matsunaga.jp

1985運動大集会に参加して

先週「Forward to 1985 energy life 」2011秋の大集会へ参加してきました。


全国の素晴らしい先進的な活動を行っている工務店・設計事務所・関連する人たちが一堂に会し盛大に行われました。

この大集会の良かった点は運動として明確な目標を設定し、そのための手段の構築をしようとしている事です。 今回のこのような集りは、それぞれの参加している団体やグループの制約や見えない敷居などがなく、またそういった垣根を越えて全国から地域を代表するような工務店さんや設計家、関連の人たちが一堂に集まった(横串を刺したような気がします)という事はとても素晴らしい事だと思いました。

1985運動とは、1985年レベルのエネルギー消費のあり方を目指すこと=家庭部門のエネルギー消費量と電力消費量を半分にしようという運動です。なぜ半分=1985年レベルなのかというと、現在の原子力発電の発電容量が民生部分(業務部分も含む)の消費エネルギーを半分に出来れば原子力発電分を賄えてしまうのです。

目標は2025年までにすべての過程において年間のエネルギー消費量と電力消費量が1/2にする事です。これは結構大変なことで、これから14年しかありません。どれくらい大変なことかを簡単な試算で例を挙げると、今すぐ、これから建てられる新築を全てゼロエネルギー住宅にして、毎年4900万戸あるストックの2%が(98万戸)50%の省エネ改修を行ってやっと2025年(14年後)に「全ての家庭のエネルギー消費量が半分」に到達することができる結構ハードルの高い目標です。

でも国に任すだけではなく民間から発信し普及させていく事もこれからとても大切だと思っています。 こういった提案ができるのが弊社の得意分野なので、私も精一杯応援していきたいと思っています。

1985運動の詳細はこちらです。
http://to1985.net/

長寿命住宅とリフォーム

今日日本住宅新聞を読んでいて現在の住宅業界を表すとても解りやすい言葉が載っていました。
「ユーザーは住宅を買っているつもりで、実は15年、頑張っても20年で交換しなければならない住宅設備を買っている。基礎や構造躯体と屋根にしっかりと予算を掛ければ住宅は何世代も保たせることができる。設備はその時々の居住者が経済力に見合う機種や仕様を選択する方が、ゆとりある住生活実現にはるかに合理的である。」(江原正也氏談)
まさにこれから問われる家づくりの真理をついた言葉だと思いました。

エアコンの選び方

いよいよ夏本番ですね。 先日セミナーで冷・暖房機器の話をしていて、エアコンの選定について意外と知られていない事実について今回はブログしようと思います。購入時には是非参考にしてくださいね。

実はエアコン選定におけるキーワードは、「大は小を兼ねない」です。

まず第一に、 エアコンは、古い物を大切に使うより、初期投資がかかったとしても最近の高効率タイプに買い換えたほうがお得になるということです。 今のエアコンは消費電力が10年前のエアコンの半分以下にもなります。なので新品を買っても万単位で省エネできるので元は十分回収できます。(しかもCO2排出量の削減にも寄与できるんです。)

下記グラフを見て下さい。

これはエアコンの性能がどれくらいよくなっているかがよくわかります。


省エネ型の方が従来型より大幅にCOPがよくなっていることがわかります。

※COP=エネルギー消費効率の事をさしこの数値が高いほど少ない電気でたくさんの熱を作ることができます。=高性能

次に機種の選定ですが、実はエアコンは適正な能力の製品でないとかえって省エネにはならないんです。お店でよく「大きな出力の物を買って低負荷運転をした方がいい」というアドバイスを受けることがありますが実は間違いなんです。

下記グラフを見てください


このグラフでは同じ性能のエアコンを大きさの違う部屋で運転をした場合のCOPを測定したデータですが、居間(大きな部屋)の方が寝室(小さな部屋)よりもCOPが高く出ています。ですので小さなエアコンで大きな部屋を運転した方が効率が高くなることがわかります。

このようにエアコンは低負荷運転や断続運転ではCOPが大幅に低下します。出力が大きいエアコンは急速に温めたり冷やしたりすることができますがそのあとは断続運転が多くなりCOPが低下し省エネにはなりません。 ですから性能の高い住宅を作り小さなエアコンを2台入れて、1台での運転も選択できるようにして効率的に使った方がいいのです。

最後にエアコンの性能はCOP(最近はAPFで表示)で示されますが、カタログをよく見てみると出力の大きなエアコンの方が出力の小さなエアコンより大概COPが低いのがわかります。この点から言っても前段で述べた小さなエアコンを選定した方がより省エネですし、機器の値段そのものも安いのです。また小さなエアコンでも訊く省エネ性能を持った住宅を作るとよりベターなのです。(意匠的な理由や設置条件等で一台に収めたい場合はしかたありませんが)

中古住宅の有効利用について

先日、日本住宅新聞で「中古住宅の個人間売買は非課税」という記事を読みました。新築と比べて、中古住宅+リフォームの場合、リフォーム工事そのものには消費税がかかるのはしょうがありませんが、物件の取引自体は個人取引になりその物件取引自体には消費税はかからないのです。新築工事の場合は全てに消費税がかかってしまうので比べると格段に低負担になります。
これは目からうろこでした。
今後の消費税アップがあっても、中古住宅流通をもう一度まじめに考える事もひとつの解であるような思いがしました。