HOME : 断熱やのぼやき : 海外研修先下見視察④番外編

断熱屋のぼやき 一覧

海外研修先下見視察④番外編

こちらの番外編はデンマークからの帰りです。

●IMG_4936

空港へ車で移動途中のどかなデンマークの風景

●IMG_4941

リンホルム遺跡。オールボー空港からコペンハーゲンに帰るのにオールボー空港のすぐ近くにあるヴァイキングの遺跡です。眺めの良い丘に広がり墓や住居跡があり古代のロマンたっぷりの場所でした。

●DSC03294

飛行機から見下ろした風景。とても綺麗です。コペンハーゲンとスウェーデンのマルメを結ぶ大きな橋が見えています。

●IMG_4956●IMG_4958

飛行機降りるときに雨が降っいてきれいな虹が見えました。

よく見るとなんと二重になっています。

●DSC03305

こちらは虹がくっきり。

 

断熱屋のぼやき

海外研修先下見視察③番外編

今回の下見視察の番外編です。

まずパリ到着した翌日の日曜日、友人でフランスブルゴーニュのワイナリーに嫁いでいて、最近日本へもソムリエの田崎真也さんが認めたワインということで輸入されている「ドメーヌ・フルーロ・ラローズ」の久美子さんに会いに行ってきました。

何度もフランスを訪れていますが、実はパリから外に出るのは今回はじめてです!なのでTGV(フランスの新幹線)も初めてでした。片道2時間半かけて行ってまいりました。

途中ディジョンでTGVから在来線に乗り換えがあり1時間ちょっと待ち時間があったので少々街の散策。

とてもきれいな町並みで、パリを出るとこんなに綺麗なのかとびっくりしました。

P6142227

町の中心部への入り口

●P6142235

中心部まで歩く途中の景観がとてもいいです。

●IMG_4877 ●P6142238

上は途中にあった古い木造の建物。左は少し傾いています^^;右は赤で可愛いです。

P6142241

中心部に有るブルゴーニュ大公宮殿。噴水が綺麗です。

 

駅に戻り再び電車でボーヌへ。

ボーヌ駅から街へ向かって歩きます。

●P6142246●P6142247

これは街の入口で城壁に囲まれています。

IMG_4882

環状線と城壁が町をぐるっと回り囲まれています。

IMG_4887

小さい街ですが結構見どころもあります。

●IMG_4890

中央広場に立っている銅像。体の一部がありません(笑)

●IMG_4891

こちらはオテル・デュー。オテル・デューオテル・デュー、1443年に「ブルゴーニュ公国」の宰相二コラ・ロランとその妻によって創設された病院だそうです。屋根瓦がカラフルでとても綺麗でブルゴーニュの文化なんだそうです。

●IMG_4898 ●P6142266

久美子さんに迎えに来て頂き合流。ボーヌの街を後にしてドメーヌへ向かってぶどう畑の中を説明を聞きながら移動しました。ワインで有名なブルゴーニュ地方のぶどう畑が広がる雄大な風景です。ワイン好きにはたまりません。隣同士の畑でも全く価値が違うとの事でこのラインからこっちでは・・・あっちでは・・・という説明に驚きます。

●P6142260

途中、フルーロ家が所有している400年前の建物。元々ワインの製造にも使われていた建物とのことで中には大きなぶどう絞り器がおいてありました。とても風情があって素敵な建物ですが、現在使っていないのでだいぶ痛み始めてしまったそうです。今改修して使おうと考えているようで、いろんな事のスペースとして使ったりお客さん用に宿泊できるようにしようと思っているようです。次回来た時は泊まれるかも。楽しみです。

1時間程ドライブしてサントネー村へ到着。久美子さんのドメーヌへ

IMG_4903

この建物は、実はあのロマネコンティが最初ここでワインを作っていたそうで、規模もとても大きく由緒ある建物なのです。今では手に入らない貴重な道具なども飾ってあるそうです。

●IMG_4904●P6142268

地下2階約10mです。ワインの貯蔵醸造には通年を通して10℃(B1は11℃)70%を維持しているそうです。地上にはこの地下とつながる自然換気口があり、これがちゃんと機能しているそうです。

ドイツに占領されたが、建物の規模が大きかったことから高級将校の宿舎になったため、普通は略奪されてしまったのが、奇跡的に戦前のワインがのこされたそうです。

 あっという間の半日。この地域は温泉もあり昔から保養所があるような場所でなんと長期滞在客の為にカジノもあるそうです。おみやげに珍しいワインで作ったジュレとワインを購入してとんぼ返りでパリへ戻りました。

断熱屋のぼやき

パッシブ技術研究会27年度総会

さる6月12日、池袋明日館においてパッシブ技術研究会第3回総会(27年度)が開催されました。
IMG_0724.JPG
会員近況報告でもパッシブ換気の事例が増えつつ有り、取り組み事例もだんだん増えてきました。
さらには西は山口県でも一棟パッシブ換気の事例が建築中で将来のメンバー増強の可能性も増えてきました。そして、今年度は11月には世界のパッシブ換気を見に行こうということで海外研修も計画され、ますます活発な活動が予定されています。
IMG_0732.JPG
総会後の田島先生による基調講演では、「パッシブ換気の測定事例とエネルギー消費量について」講演を頂き、パッシブ換気の優位性がエネルギー上でも評価され温暖地である6,7地域では熱交換よりも省エネなことが分かりました。またソーラーウォーマーの省エネ効果もかなり高い効果を示す事が説明されました。
IMG_0750.JPG
続いて北海道のJ建築システムさんによるJグリッドポスト工法についての説明を頂きました。パッシブ換気システムは床下空間をチャンバー空間として活用するために、その部分の形状がとても重要で、なるべく障害にならないような基礎形状が求められます。本工法を採用することでそれが容易に実現できる工法として今後の検討課題として会員一同の高い関心がありました。
IMG_0759.JPG
以上盛会のうちの総会も終了し懇親会へ・・新しいとても良いスタートを切ることが出来ました。

断熱屋のぼやき

海外研修先下見視察②

続いて場所を移動してこちらはデンマーク
DSC03194
宿泊したシルケボーのホテル。とても綺麗な色あいです。
まずベンチ社へ訪問。簡単な打合せをして工場視察。
P6172295
こちらは新しく非住宅用のソーラーウォーマー
非住宅では学校やブール、乾燥工場など様々な実績がある。カナダでバスターミナルに使用されたり、グリーンランドの博物館では15年前からソーラーウォーマーだけで暖房している実績もあるとのこと。
P6172297
各国各種メーカー製品を並べて評価。
いずれの製品もソーラーウォーマーには性能でかなわないことが確認されています。
現在この非住宅用のシュミレーション設計用プログラムとしてはドイツのTSOLとカナダのRETSCREENという2つのプログラムが有るとの事。TSOLの方がお薦めだが有償、RETSCREENは無償。今後田島先生と検証をしていきたいと思います。
また、ソーラーウォーマーの夏の利用でデシカント空調の除湿に使える可能性があり研究中との事です。
デシカントは除湿の時に吸湿した湿気をヒーターで乾燥させるために大きなエネルギーを使いますがここにソーラーウォーマーが使えれば大きな省エネが図れることになります。こちらも今後検討&研究していきたいと思います。
そして今回得た知見で、除湿という観点から見た使い方の場合風量がとても大切ということがわかりました。例えば、地下室の除湿で考えた時、風量が少ないと吹き出し口近辺で湿気を吸収した空気が、室内を移動して外へ排出される前に、温度が下がってしまい折角吸収した湿気が室内の別の場所で放出されてしまうため、逆の別の場所での結露を増長させてしまうというように返って悪影響を及ぼす可能性が高くなるそうです。最近安い中国製に悩まされているが、やはり風量が少ないためこういった問題が多く発生しているそうです。
穀物乾燥等の事例でもやはり乾燥を考えた場合は十分な風量が必要だとのことです。
また夜間放射で3〜4℃程度下げられる効果もあるとの事、夏も夜間冷却に活用できる可能性も検討したいところです。
その後、車で30分ぐらい移動し、ベンチ社が創業以来パートナーとして共同研究を行っている職業訓練大学へ視察の案内をしてもらいました。デンマーク中から学生から社会人まで集まってくるそうです。
IMG_4918
学校な配置図です。結構大きい!
ここからはハンスさんと8年の付き合いのペーター教授が案内してくれました。
DSC03214
学校の施設です。ここは建築だけではなく様々な職業訓練が行える施設となっています。
が我々建築なので建築部分中心に案内いただきました。
これは気密測定器です。ここでは大工さんの訓練でも気密測定といった建築の性能面についての知識も身につける事になっているそうで幅広く対応出来る必要があるようです。
DSC03216
こちらはベンチ社の初期の取り組みで、この黒いパイプを不凍液が流れ、地中に熱をためて冬に地中熱ヒートポンプを行う実験のようです。実はベンチ社は今では空気専門ですが、設立当初は水の分野が専門だったそうです。
IMG_4917
こちらが教室に設置されたソーラーウォーマーです。写真で見えにくいかもしれませんが屋根の上に乗っかっています。
IMG_4916
こちらが室内のソーラーウォーマー温風吹き出し口
DSC03228
こちらが二酸化炭素濃度センサーです。
教室が使用されて室内の二酸化炭素濃度が高まるとソーラーウォーマーが作動し新鮮な温風が供給される仕組みになっています。教室の空気環境を保つために大きな換気風量が必要となりますがその外気が温まって供給されるので暖房負荷を大きく低減させることが出来ます。
こちらでも、とても多くの事・今後のテーマを得られた充実した視察となりました。

断熱屋のぼやき

1 / 11