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断熱屋のぼやき 一覧

大泉パッシブプロジェクト見学会

3/6〜8を中心に大泉パッシブプロジェクトの現場見学会を行いました。この物件は弊社のモデルとして建築したもので、パッシブ換気を採用し、床下エアコン一台で全館暖房と低温の床暖房となります。
太陽熱集熱パネル「ソーラーウォーマー」による給気の予熱とデマンド制御による換気のコントロールで暖房費の増加を大幅に抑え、MSグリーンファイバー(沈下防止対策麻入りセルローズファイバー)による超高断熱と高気密を実現しました。
建物そのものが換気装置であり暖房装置となるこの手法は、壊れずメンテナンスがほとんど必要無い、超省エネで快適な空間の提案となっています。
クローズドのご案内とパッシブ技術研究会の皆様含めると延べ100人以上の方にご覧いただき、建築手法による提案とエネルギーを使わない仕組みに高い感心を頂けました。皆様の参考になればありがたいと思います。
今後はデータ取得をして情報発信させて頂くとともに、冬季にパッシブ換気を体感出来る物件として、定期的に見学会を行っていきたいと考えています。

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パッシブ技術研究会2月勉強会「住いの健康とパッシブ換気」

先月27日パッシブ技術研究会の2月勉強会がありました。
第一部は国立保健医療科学院の統括研究官、林元哉先生の講演で、テーマは「住いの健康とパッシブ換気」〜シックハウス方施行10年以上を経て改めて換気を考える〜です。
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冒頭に、かの有名な吉田兼好の「家の作りやうは、夏をむねとすべし」という文言が、日本の伝統的生活文化・住宅の踏襲につながり、それが冬季の悪い室内環境による不健康につながっている。北海道の住宅は明治以降寒地(欧州)文化を取り入れ冬対策を行った結果、冬の室内は北海道が最も暖かく、脳血管疾患や心疾患の死亡率が顕著に低いことから証明されています。
続いてシックハウスの背景や法制定の背景、発生源対策と換気対策について行われた様々な検証について説明がありました。
特にシックハウス対策に関する現在の課題として、
1,カビ・ダニ調査で常時運転をしていたのが30%しかなく機械換気の実効性が得られていない可能性がある
2,ホルムアルデヒド発生は、5年以上持続性を持っている(初期の発散で終わらない)
3,ホルムアルデヒドが無くなることでカビ等生物汚染の影響が増える
といった指摘もありました。
それか各種類の換気による特徴の説明がありました。
換気性状としては第一種型換気が優れているものの、メンテナンスが適切にされないと全て台無しになってしまう。パッシブ換気は夏季・中間期の住い手の工夫は必要だがそれが可能なら、とても優れたシステムであることが説明されました。特に壊れない、止められないと、機械換気は実際に止められてしまうリスクがない事は大きなメリットになります。
最後に林先生の自宅のパッシブ換気リフォーム例とその効果について紹介され参加者の高い関心がありました。
その後、パッシブ換気でモデルハウスを建てられた(2棟目)コンクスハウジングの熊井戸社長から、体験談ととても快適だという感想の話があり、続いて私から、この冬のパッシブ換気の実測の紹介がありました。太陽熱集熱パネルの性能が十分発揮されていることや、パッシブ換気の室内環境が良好でCO2濃度も十分低く確保されており換気がちゃんと行われていること、全館暖房で温度差がとても少なくしかも暖房費が少ない結果がでた事の発表をさせていただきました。
第二部は場所を移動して大泉パッシブプロジェクトの現場見学会を行いました。
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温暖地で3棟目になるパッシブ換気の住宅でかなり突っ込んだ測定検証を行う予定です。
参加者全員改めてパッシブ換気の高い快適性と性能を体感し、驚きの感想を頂きとてもよい見学会となりました。
東洋大学名誉教授の土屋先生も駆けつけて頂き、その後の懇親会まで活発な意見交換がありとても内容の濃い勉強会となりました。

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恐るべし炭水化物ダイエット!

みなさん、この炭水化物ダイエットってご存じですか?

決して無理をしているわけではなく、単純に炭水化物(米や麺等)を抜くだけです。主食がサラダになったというイメージで、肉などおかずはしっかり食べます。ですからそんなに我慢したり無理をしているというわけではないのです。

でもご飯大好き、ラーメン大好きの私にとってそこは時々食べたく成る時もありますが・・・^^;

でも、なんと驚きの効果でした。初めて2週間くらいで4kg位痩せられたんです。

 ↑何かの宣伝文句みたいですね(笑)

もう少し減らしたいと思っているのですが、それから4〜5kg減で安定してしまいました^^;

最近はお付き合いもあり、時々炭水化物を取ることもありますが、サラダ中心なので健康にもいいかな?と思いこのまま続けたいと思っています。

皆さんもトライされたら如何ですか?(笑)

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「住まいと健康」「スマートウェルネス」シンポジウム

3月はシンポジウムラッシュ。
前半に断熱と健康の関係を考える2つのシンポジウムが有りました
断熱性能の向上が、省エネ以外にも効果がある事を実証しようとしている活動で、双方とも医学の見地からも検証しているのが特徴です。
実際に様々なデータがあり、入浴中心愛停止状態発生のデータから、冬に発生が多く寒さが影響を及ぼしていることがわかります。ところが都道府県別にみると実は北海道は少なく、断熱のレベルが高い北海道の室内は暖かく、断熱性能を上げることで冬のヒートショックを減らせる可能性が高いことがわかります。
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そしてスマートウェルネス住宅開発委員会。

苅尾先生の発表で血圧で大変興味深い話があり、血圧でとても重要視すべきなのは早朝高血圧(モーニングサージ)という新しい話がありました。下図右側のデータの通りモーニングサージが高くなればなるほど血管系疾患のリスクが上がるとの事。なぜこれが大事なのかというと、診察時のような平時では高血圧の兆候が少ない場合もあり、そしてこのモーニングサージのコントロールが一番難しいのだそうです。このモーニングサージも夏冬の季節間変動が大きく、室温が大きな影響を与えていることから、住宅性能が上がり住居温度環境が改善することでこのモーニングサージの改善に期待できるのです。

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続いて伊加賀先生の公演では、断熱性が高い住宅の方が室温が高く維持出来ていて、室温が高くなると血圧が下げられる結果が出ている。
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特にすでに高血圧になった人にとってはその効果はもっと大きくなる。 スクリーンショット 2015-03-16 5.54.42
また暖かい住宅の方が睡眠がよくなる事が調査からわかり、おそらく血圧にも良い影響があると想われるとのこと。
また室温変化や室間温度差が大きいと身体活動量が減少し、室内温熱環境が良くなると身体活動量が上がることる事が予想される事から、下記データの通り握力や活動量の向上が確認された。握力の向上は筋肉量の増加につながり、つまづき等の家庭内事故の低減に影響を及ぼし、ちょっとした事故で寝たきりなど担ってしまう可能性を減らせ健康寿命の遠心に繋がります。
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そして、調査から寒さ改善による健康寿命の延伸が4歳も有るそうです。
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こちらは高橋龍太郎先生の発表で、海外で約1000件の断熱改修と健康仕様の調査をした事例があり、断熱改修の結果病気で休んだ日数が減少することがわかっている。スクリーンショット 2015-03-16 6.13.33
また健康長寿住宅エビデンス取得委員会のデータでも、断熱リフォームの前後でのモーニングサージが抑制されたデータが示されました。
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以上を簡単にまとめると、
 断熱性能をよくすると
 1、省エネ→光熱費の削減
 2,疾病予防→アトピーや風邪など日々の医療費が削減
 3,介護予防→健康寿命の延伸(ヒートショックによる血液系疾患やつまづきなど家庭内事故のリスク低減)
  と大きな効果があるということです。
最後に関連リンク紹介しますのでご興味有る方はご参考下さい。
リーフレット「住まいの暖かさが高齢者の健康に好影響!!」
住まいと健康を考えるシンポジウム資料

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