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年間冷暖房負荷計算

先週参加したセミナーでとても興味深い話いセミナーがありました。

このセミナーで講演頂いた会社さんでは、Q値でなく年間冷暖房で計算しお客様に提案しているとのことです。そうするとQ値(住宅全体の断熱性能)は決して良くなくても年間の冷暖房負荷で計算をすると基準をクリアーすることが出来るそうでうす。

年間冷暖房で計算をするという事は通風・採光・日射遮蔽・蓄熱を計算するという事なので当たり前といえば当たり前ですが、通常この一軒一軒この計算するという事はとても大変な事なのでなかなか出来ないのです。逆を返せばQ値がいくら良くても設計が悪いと効果が100%いかされているかはその数値だけではわからないという事です。

太陽は重要な暖房装置、通風は重要な冷房装置、蓄熱はオーバーヒートを防ぎ冷暖房負荷を平準化(貯める)干渉装置緩衝なのです。日頃、断熱はもちろん重要ですが、通風・採光・日射遮蔽、最近では蓄熱がとても重要だとお話をさせていただいているのですが、まさにその答えがありました。

北海道のパッシブ大合宿ででた日射の利用と蓄熱と通じるものがありました。

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パッシブ換気のメリット(パッシブ研究会大合宿3)

今回の大合宿でパッシブ換気のメリットについてまとめられていたので下記のご紹介します。

パッシブ換気のアドバンテージ

1、電源不要
2、壊れない
3、送風騒音が無い
4、清掃負担が極めて小
5、ダクトレス
6、換気のコントロールに惑わされない
7、ファンの劣化が無い
8、臭気や熱気の排出効果大
9、床下の温度環境が良い(木組みが絶乾状態)
10、竣工時リスク軽減
11、部屋が広い(ヒーターレス)
12、床下利用できる
13、冷気の釜場が出来るので給気予熱が可能
14、大地から熱を頂く(アースチューブ)
15、イメージが良い(エコ)
16、高齢化対応
17、省エネ
18、床暖房
19、熱容量の増大
20、デマンドコントロール(自動制御)

優れた特徴を持つパッシブ換気。ホームページはこちらです。ご参考ください。

 

http://pv-system.jp/

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パッシブシステム研究会大合宿2

見学の後会場について総会が行われ、つづいて北海道大学名誉教授の絵内先生の講義がありました。

開口部の設計と蓄熱についての講義でした。
北海道なので断熱性能は高くする技術は(特にこの会のメンバーは)かなり普及してきていますが、断熱だけで足りないのは「日射をどううまく利用するか?」という事です。
そのための開口部の設計と蓄熱が重要であるいう内容でした。太陽エネルギーをうまく利用することで暖房負荷を大きく低減させることが出来るので日射を使わない手はないのです。また、高断熱住宅は日射取得によってオーバーヒートが発生するという問題が起こる事があるのですが、これについては蓄熱容量を増やすことでこの問題にも対処でき、しかも外気温が下がった時に室温が下がるのも蓄熱された熱が防いでくれるため暖房負荷を減らすことが出来ます。

【通常の蓄熱量】

【蓄熱量3倍】

※上が室温で下が外気温を示しています。

上記の研究データを見ると、オーバーヒートについては、普通の家の場合最大室温が50℃近くまで上昇してしまうのが蓄熱容量を3倍(グラフでは2倍となっていますが0倍が1なので2倍は3となります)に増やすと40℃程度まで下がりかなり平準化ができます。室温の分布の75%は20~27℃程度の範囲に収まってしまいます。蓄熱容量3倍だと室温が20℃以下になる日も殆ど無くなり、暖房が殆ど必要ない状態が作れます。蓄熱についての研究はまだまだこれからですがこれから注目の技術になってくると思われます。

最後に絵内先生がまとめた言葉で印象に残ったのでご紹介さえていただきます。
「身の回りにある溢れんばかりの豊かさは、気が付かなければ見逃してしまうものばかり。
その中には、計測不能だけども、お金で買えない貴重なものもある。
精緻な環境制御に血道を上げるよりも、玄妙な自然の変化をそのままに活用する事こそが環境計画の基本。」

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パッシブシステム研究会大合宿1

先日北海道でパッシブ換気による家づくりを行っているパッシブシステム研究会の大合宿に参加してきました。

場所は十勝帯広地域です。まず、合宿に入る前に地元会員工務店の建てられた物件の見学をさせていただきました。

こちらの住宅ですが、お施主さんが景色を優先にして土地を探したそうです。 その成果がこれです。

いかがですかこの風景??北海道ならではの素晴らしい眺めではでうらやましい限りです。なので2Fリビングになっています。

ここはなんと一階の子供部屋で1Fなのにロフトがあります。この家はスキップフロアになっているので出来る技です。

こちらは階段の途中に設けられた踊場に設けられた勉強机でリビングでもなく子供部屋で孤立するわけでもない絶妙な場所配置されていました。

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家庭の省エネエキスパート検定


やった!

先日受験した「家庭の省エネエキスパート検定」ですが合格通知が来ました。
3部構成で1部は省エネの歴史なのでちょっと勉強が必要でしたが、2部3部はいつも業務で携わっている所なので自信はありましたが、やはり合格通知を頂けるとうれしいものですね。
この紋所で皆様からの省エネリフォームはもとより、家庭の省エネ全般についてのご相談はバッチリです(笑) 。
省エネに関する事ならなんでも、いつでもお気軽にお問合せ下さいww

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断熱技術講習会資料2

2つ目はヒートショックについてです。

断熱が不十分だと部屋間の温度差が大きくなるため、ヒートショックが発生しやすくなります。(特にトイレや入浴等) 室温の急激な温度変化によって血圧が急激に上昇・下降したり、脈拍が早くなったりするなどからだにおよぼす影響の事でこれにより心筋梗塞や脳血管障害などが発生する事があります。

なんと交通事故の死者よりも多いといわれているのです。

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断熱技術講習会資料1

先日、断熱技術講習会の講師育成がスタートしました。
今回このテキスト作成のお手伝いをさせていただきましたがとても良い資料になっています。その中で参考になる資料があったのでご紹介します。

まずは国民アンケートです。

         

         

現在は省エネや快適性に不満があり、だから逆に省エネや快適性に関する事項が要望の上位にあがるようです。なので性能に関する事をよく考えることは大切なことなのがよくわかります。

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