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断熱屋のぼやき 一覧

燃料代が倍になったら・・・

先日東北へ出張した際、お客さんから「今年は寒くて暖房費がえらくかかった」という話が多いとのことでした。実際に、灯油代は昔の3倍近くになり、電気代も上がることになりました。
これからは今の想定でかかっている燃料代(暖房費)が倍になった時の計算も合わせて提示しているとのこと。
現実味を帯びてきた昨今とても大切なことだと思いました。

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太陽光発電だけが全てじゃない(笑)

昨日東大の産学協同プログラムの講演会に参加してきました。私がずっと思っていた事でそこで発表された、「太陽光発電をなぜそこまで住宅に載せる必要があるのか?」ということです。

もちろん駄目とか意味ないとは思いませんが、今の全世帯の屋根に無理矢理太陽光発電を載せるという世の中の流れについて、景観上、メンテナンス上、効率上そんなにいい事なのかと思います。一軒一軒の家の上に乗せて売電なんて制御しづらいシステムを構築するつもりならその分をメガソーラーにして、そこに基金として自然エネルギー促進の投資としてリターンされる仕組みにした方がいいのではないかと思います。一軒一軒の住宅はトレードオフのような形で太陽光発電を乗せたのと同じ補助や助成の適用をすればいいのです。

太陽光発電を乗せる選択肢があるなら、そもそも発電する以上のエネルギーを使わないようにする方が早いです。スマートハウスを旗印に災害時の非常電源としてもうたわれていますが費用を考えるとそこまで役に立つとは思えません。そんな費用があるなら電池や食料・水のストックなど山盛りできます。

一方、経済対策・効果という観点もありますが、近い将来中国製の発電パネルに置き換わるであろうことを考えるとそれも??です。

太陽光発電を否定するつもりは全くありませんが太陽光発電ありきの現状には少しほかの方法もないのかと模索してしまいます。

最後に、太陽利用といえば熱という選択肢もあります。太陽熱はただ動かすのが大変なのですが作るのも貯めるのも容易です。一方太陽光発電は移動するのが容易ですが作るのも貯めるのも大変なのです。

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デフレの正体

とても興味深い本でした。
経済・景気は人口の波で起こり、現在の日本のデフレは特に生産年齢人口の減少が原因というのです。賛否両論あるようですが、このような切り口で経済を考える事はとても参考になります。景気の動向はもちろん重要ですが、それよりも「日本はどこに向かわなければいけないのか?」「何を目指さなければいけないのか?」といった点についても考えさせられる本だとおもいます。
日本はこれから類を見ないスピードで高齢化を迎えるわけですが、日本の人口構成の変化とそれに伴う経済構造の変化についてしっておくべきですし、とてもよい視点だと思いました。

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セルローズファイバー回収工事

先日セルローズファイバー断熱工事の回収工事をおこないました。

この物件は数年前に断熱改修を行った住宅なのですが、今回アパートに建替えるという事で回収作業の依頼があり今回の事例へつながりました。


当社では以前からこのような回収依頼があり取り組んでおりました。回収機も既に制作して対応できるようにしていましたが一棟丸ごとの事例としては初めての取り組みとなりました。

結果は下記写真の通り!! ばっちり回収することができました。

もちろん沈下も全くありませんでした。

さらにこの回収した材料を建て替えの時にも十分使える事も確認することが出来ました。 回収した材料を再度使用することで、回収にかかった費用を一部賄う事ができます。

この先10年20年で解体されてしまうことはそんなにないのですぐにこのような事例が増えるわけではありませんが、きっとそう遠くない将来にはごみを捨てるのがどんどん難しくなっていくと思います。 そうしたときに当社で対応できるのは断熱材の部分だけですが、もう一度使う事が出来るというのはサスティナブルな社会に対応できるいい材料だなと感じています。

マツナガでは今後も回収の事例が増えていけばさらなる技術開発に取り組んでまいりたいと考えています。

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旧荒谷邸~33年前の北海道パッシブハウス~

先日、北海道で建材のキムラさんの展示会に出展してきました。その展示会の後、縁あって旧荒谷邸を♪見学する機会を頂きました。

荒谷先生は北海道大学名誉教授で北海道において建築環境に関して第一人者の先生です。
現在活躍されている先生の多くは荒谷先生の教え子というすごい先生です。


この家は32年前に荒谷先生が自宅として建設した高性能住宅で、現在でも十分通用する性能を持ち、北海道のパッシブハウスとして注目を浴びています。

ブロック造で外断熱(250㎜)、手作りでLow-Eガラスをトリプルで作った木製窓等を使い

100坪もある大きな家を非常に小さなエネルギーで温水暖房し温度差のないとても快適な室内環境を維持しています。

冬は南面の大きな窓から日射を取り込み、夏は当然日射遮蔽と小屋裏に設けた排気窓を開けることで通風もしっかりデザインされていました。


しかしなんといってもブロックの蓄熱がよく機能しているのがとてもよくわかります。


この玄関入ってすぐの土間は、ここで雪を落とすことで加湿器になるとのこと。


32年前に手作りで2重玄関扉になっておりしかも断熱戸になっているとのこと


このとき説明してくれたタギさん(現在ここにお住まいの環境コンサルタント)の話で興味深かったのは、、「熱交換率90%以上の換気を「排気の温度が低くて凍っちゃうよ」という一言でした。熱交換効率が高くなると排気温度が外気に近づくことで室内から出た湿気が出口で凍ってしまうのだそうです。よく考えてみればその通りと新しい発見とともに熱交換換気のむずかしさの一端を再発見してしまいました。

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