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ホウ酸のシロアリ対策工事

昨日はホウ酸タイプの防蟻工事の研修をしてきました。

今までの防蟻は言ってみれば農薬を使用していました。 農薬なので人体に対して決して良いとは言えません。また、一定の期限が来たら分解されるように作るのが農薬なので基本的に5年も持たないそうです。また農薬に対して害虫も時間を経るとそれに耐性を持ってしまうため常に新しい物を開発し続ける必要があるそうです。

一方ホウ酸はというと、ホウ酸は化学物質ではなく山から掘り出される鉱石で揮発して効果がなくなったりすることもありません。効果はほぼ永久との事。そして害虫に対しては生命プロセスに直接働きかける事で効果を発揮するので耐性を持てないため、その面でも効果が永久的に持続するのだそうです。 安全性については、ホウ酸は植物には必要の成長元素で我々人間も常にホウ酸を微量摂取しています。そして、哺乳動物に対してホウ酸は水溶性なのでおしっこと一緒に体外へ排出されてしまうので安全な材料なのです。急性毒性は食塩と一緒なので全く無害といえます。

ホウ酸のもう一ついい点は建物全面に塗布することで、これから問題となってくるであろうアメリカカンザイシロアリに対しても有効であることです。

こちらはカンザイシロアリ対策の全面塗布中 です♪

最後にホウ酸の防蟻は15年も保証がつきます。近々には長期優良対応もできるようになるとのこと、きっと将来は防蟻工事の主流になりそうです。 これからのシロアリ対策としてマツナガも取り組みを検討しようと考えてます。

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ドイツのエネルギーパスで思う事

今日、エネルギーパスを提案しているグループのセミナーに参加してきました。こちらの団体はいわゆる住宅の燃費を表示しているドイツのエネルギーパスの制度を利用して日本でも普及させようと頑張っているようです。今日の話の中で改めて感じた事は、日本ではこの20~30年エネルギーの価格(燃料代)が上がってこなかったが、発展途上国のエネルギー使用量が激増してくる近い将来はその安定していた価格も上昇することは間違いないという事です。解り切っていたことではあるけれど、特に先般発生した福島原発を境に急速にエネルギー問題はクローズアップされています。

またもう一点紹介したいのは、ドイツのエネルギーパスの有効期限は10年間との事。当然設備の更新があることを見込んでいるようです。更新の時性能の悪い設備を入れてしまうとその性能は当然でないからです。日本でも設備の省エネルギーが評価に入っていますが、そういった意味でも設備は後で更新が必ず必要なのだから駆体の性能をまず上げることが重要だと思います。

日本の省エネ政策ももっともっと頑張ってほしいものです。

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建築環境工学 産学協働サロン

今週、東大・早大・理科大の3大学連携で行われた建築環境工学 産学協働サロンの発表に参加してきました。


プログラムは
東京大学  「研究と設計の架け橋」  「空間構成要素に着目した暗い空間の特性に関する研究」  「大学建物における空調システム運用実態と改善」

早稲田大学  「床面との接触を考慮した暖房時の熱的快適性」  「タスク・アンビエント対応膜放射冷房システムに関する研究」  「模擬咳気流発生装置を用いた感染防止対策手法の検討」

東京理科大学  「建築外皮の高性能化が室内環境および熱負荷に及ぼす効果に関する研究」堤 裕樹  「昼光利用と日射遮蔽制御」  「開口部の高遮熱化に伴う屋内外への熱的影響」

の9題でした。

その中で興味深かったのは理科大の3題でビル向けにはなりますが、日射遮蔽や窓性能の向上による省エネルギーの効果についての発表が興味深い内容でした。 また特に面白かったのは東大の前先生の研究室で行った「研究と設計の架け橋」でした。 これは環境省のエコハ​ウスモデル事業の実証研究についての発表で、単純に光熱費だけを評価するのではなく、設計者への​ヒアリングにも重点を置いていて、地域による違いやエコに対する​様々な視点もきちんと拾っていて、今パッシブとかエコハウスとか​言葉だけが独り歩きしていますが、様々な観点からみた事例としてまとめられていて​とてもいい研究だと思いました。 またヒアリングを受ける設計者も、学生が行っていると​いうことで普段では出てこない面もきっと拾えているのではないか​と思います。こういった検証を行うことはこれからのエコハウス​(パッシブハウスも同じ)の考え方に多様性を持たせるうえで大切​なことでだと思います。弊社も携わった都留のモデルも含まれており、最終的な取りまとめが楽しみです。

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